乃亜とは上辺だけでいい顔をして付き合っていた。
結衣と乃亜の関係も良好に続いていて、そして結衣の人柄の良さか、結衣のホムペに訪問する人が増えてきた。
“はじめまして”の言葉を結衣のホムペで見る度に、私と結衣の違いを思い知らされる。
結衣は自分から訪問しなくても、周りから来てくれる。
でも私は違うー…
私はいつも結衣の所に訪問した人のところにひたすら飛び、読みたくもない作品を読んでは感想を入れる毎日ー…
私の前に書かれた結衣の感想は、丁寧に読まれた感じが伝わってくる、本当に丁寧な感想だったー…
こんな感想を書きこんでもらったら、絶対にお礼を言いに訪問しにくるに決まってるー…
それが私と結衣の違いー…
適当に読んで、適当に感想をかく、だから内容が薄い感想になってしまう私。
丁寧に読んで、丁寧に感想をかく、だから物語の全容を掴み、きっと書いてもらった人は心から喜ぶような感想を書く結衣。
だから、みんな結衣のもとに行く。
だから、みんなは私のところには来ないー…
だから、“結衣さんのところでお名前をよくお見かけします”と、前置きが入る。

