それから結衣さんとは色々な話をした。
お互いに書いている小説の裏話、お互いに感想を書き合ったり、普段の生活のこと。
結衣さんは大学生で、将来は児童福祉司という仕事に就くため、大学で児童学を学んでいるとか。
アルバイトをしていて、大学の課題とアルバイトの両立が難しかったりとか。
本当の名前も知らない。
どこに住んでいるのかも知らない。
でも画面に映る、結衣さんが残してくれたメッセージを読む度に、私は結衣さんのことを一つずつ知っていく、そんな気がして満足していた。
私も結衣さんも、お互いに訪問者はお互いだけ。
でも何故だか私たちは満足していたんだー…

