隣のアイツは、溺愛俺様ウソ彼氏。



え?



私は……?



『それに、今日から行ってくるから茉奈はお留守番ねー』



「ちょ、ちょっと待ってよお母さん!」



今日からってどういうこと?



さっきから疑問が多すぎる。



「お母さん、今どこにいるの?」



『空港よっ。もうすぐ飛行機の時間だわ!』



電話の向こうでルンルン気分のお母さん。



電話のこちらでは放心状態の私。



「お母さん、私のご飯…」



『自分で作りなさいよっ』



「いやいや、私ができないの、お母さん知ってるでしょ!?」



『そうだったわね…。あっ、宙くんがいるじゃないっ!隣に宙くんいる?』



「宙ならいるけど……」



いきなり自分の名前が出てきたことに驚いて、私の方を見る宙。



『じゃあ、宙くんに代わって?』



「なんで代わらなきゃいけないの……?あっ!」



電話の声が聞こえていたのか、ひょいっと簡単に宙の手に渡る私のスマホ。