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「よし、完璧」
宙には王子様の他にほかの役も代役してもらい、最初から最後まで劇の確認をした。
すべてが終わったあと、宙は優しく私の頭を撫でてくれた。
「自信持てよ、茉奈。お前ならできる」
「……っ」
なんだか、宙にそう言われると妙に自信を持つことが出来た。
「ほら、こいよ」
ぼっと立ち尽くしていた私に後ろから声がかかる。
振り向いて私は驚いた。
「は?なんで宙が私のベッドに寝てんのよ!」
ありえないでしょ!
「いいから来いって」
いやいや、もっとありえない!
来いって、一緒に寝ろって?
はい?
バカじゃないの?



