隣のアイツは、溺愛俺様ウソ彼氏。



よくよく宙の手元を見ると、私と同じくボロボロになった台本があった。



「もしかして…」



「そうだよ。不安なお前のために最後の練習に付き合ってやろうと思って来てやったのに」



なにそれ。



宙にしては優しいじゃん。



せっかく来てくれたなら…



「お願いします!」



それから夜の演技レッスンが始まった。