隣のアイツは、溺愛俺様ウソ彼氏。



「はーい、座れよー!」



先生が教室にやってくる。



グループなって話していたクラスメイトが一気にバラバラに散っていく。



そんな中、私は先生と目が合った。



「おー、今日はケンカしてないのか?」



せ、先生……。



とことんつっこんできますね、私たちに。



ある意味、目をつけられている生徒だ。



「いいことだ、いいことだ」と高笑いしてから、いつものHRに移った。



それからつまらない授業が過ぎ───
時間は昼休み。



ざわざわと騒がしくなる教室。



私たちはいつものように机をつけてお弁当を広げる。