隣のアイツは、溺愛俺様ウソ彼氏。




***



「バイバイ、また来てね!」



そう交わしたのは数時間前。



すみれとたっくんがそれぞれ自分の家へと帰って、残された私と宙。



───うん、暇だ。



ついさっきまでわいわいと賑やかだったのに、シーンと静か。



楽しくない。



することもなく、ソファーに座ってぼーっとテレビを見ていた。



チャンネルを変えてみても、特に面白そうな番組はない。



もっとふたりともいればよかったのに。



宙とふたりきりっていうのもなんだし。



楽しかったのにな……。



なんでもたっくんが用事があるとかなんとかで帰らなきゃいけなくて、ついていくようにすみれも帰ってしまった。