隣のアイツは、溺愛俺様ウソ彼氏。



「どういたしまして」



「…え?」



「んだよ、さっさと食え」



いや、だって〝どういたしまして〟なんていつも言わないじゃん。



普段は〝ん〟かまたは無言か…じゃない?



すみれとたっくんは、そんな宙を見てクスクスと笑っている。



たっくんなんかは、親指も立てている。



私からは宙が背を向いていて表情を見ることができない。



なんかみんなだけずるい。



ちょっと不機嫌になりながら宙の作ってくれた朝食を食べる。



トーストはサクッと、ウィンナーはパリッと。



スクランブルエッグはほんのりバター風味でとても美味しかった。