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それからあっという間に時はすぎて風呂あがり。
さすがに何もやらないのは申し訳ないと思ったのか、後片付けは竜也とすみれが手伝ってくれて早く終わった。
「茉奈ー」
「うん、待って」
いつものように、ドライヤー片手にソファーに座って茉奈を呼ぶ。
風呂あがりで髪を濡らし、シャンプーの匂いを漂わせた茉奈が目の前に座る。
熱くないか と温度を見ながら茉奈の綺麗な髪を乾かしていく。
………。
なんだよ、この視線は。
チラッと茉奈から目をそらし、横を見ると、ニヤニヤと口元を緩めながら俺たちを見るふたりの姿があった。



