***
「ふふっ」
こ、怖い…!
ご飯も終えて、お風呂にも入って、寝る支度ができた私たちは、すみれは私の部屋に、たっくんは宙が今使っている部屋に分かれた。
───まではいい。
私の部屋に来てからすみれは、ずっとニコニコしてるんだ。
そんなすみれは、まるで小悪魔のよう。
「な、なに、すみれっ」
恐る恐る問いかける。
「詳しくお話聞かせてよ、茉奈ちゃんっ」
「お話って、何を……」
「何って決まってるじゃん!茉奈ちゃんと碓氷くんのお話だよー」
私と宙の……
そんな話聞いて、何が楽しいのだろうか。
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