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───学校からの帰り道
そんなこんなで何故か付き合ったということにさせられた私たち。
宙は怖いくらいに不機嫌。
楽しそうに前を歩くたっくんとすみれ。
それに対して私たちは、真っ黒なオーラがにじみ出てきそうなくらい暗い。
全てはたっくんの一言…
〝付き合ってみたらどう?〟
これが始まりだ。
「なぁ、茉奈」
「な、なに…」
テンションが低くて、声までも普段より低い宙から呼ばれるほど怖いものはない。
そんな宙の口から発せられた言葉に、私は耳を疑った。
「今日から俺の彼女になれよ」
はい?
さっきまで嫌がってなかったっけ?
私を避けるくらいに。
現に今だって、私と宙との距離は道の幅ほどに開いている。
「今、なんて?」



