隣のアイツは、溺愛俺様ウソ彼氏。



「うーん、ダメね……」



リーダーは深くため息をつく。



こればかりは諦めてくれたとそう思った。



それを察して宙も素早く起き上がる。



「ケンカするほど仲がいいのに、なんでできないかな…?」



そんなことを言い始めるリーダー。



「仲なんてよくないよ!?」



私は飛び起きて反論する。



毎日ケンカしてるんだから、仲がいいはずなんてないじゃん。



そう思いながら、キッと隣にいる宙を睨む。



「んだよ」



「別にっ!!」



ほら、こんなに仲が悪いのに。



「じゃあ、こんな方法はどう?」



……こんな方法?



近くにいたたっくんが、急に提案を始める。



その提案は……