「…そうだよね!

僕たちにはやることがある、メガネちゃん!


……だから、報告書類は全部お願いね!」




「え!?…はぁ。

…分かりました。特別ですからね女たらしの万年発情期」




「上司に向かってそれはないんじゃないのかなー?」




「どうしたんですかシロ?

自覚がありすぎて幻聴でも聞こえたのですか?」




…バチバチ火花が飛んでる気がする。



その間に入って「まあまあ!」と言うけど…2人は笑ったまま。



…笑ったまま、まだ戦いを続けている。





「メガネ先輩!さっさと行かないと仕事が増えますよ!

シロさん!

…私たちにはやることがあるでしょ!」




「…ええ、そうね」



「うーん…あは、ごめんね」




もう、この上司2人は…



…なんだかんだ信頼できる2人ですけどね!



黒のロングコート。これにも大分慣れたし!夏用コートでも暑いけど!




「じゃあ椿さん、移動魔法かけますね」



「僕もお願いねー」



「発情期さんは相手にしてくれる女性を探しててください」



「…絶対ついてくねー」