「これが龍矢から届いたメール。

そしてナミは音信不通状態。実用魔法協会も、今日はナミには仕事がないって言ってた」




柊が見せてきたポイセのメッセージ。



そこには龍矢との会話のログが。




静かな音楽が流れるカフェで、私はゴクリとコーヒーを一口飲んだ。





【俺の立てた誓いが壊れそうになるのなら


俺は俺の命を賭けてでもそれを阻止する。


もしもあいつがまた、俺のせいで傷つくのなら


俺は俺の命を捨ててでも助けてみせる】





「なんですか、これ…」



「分からねえよ…」





龍矢…なにこれ……



朝は、元気だったじゃん。私のクッキー食べて苦笑いしてたじゃん。



なのに、なんで急に……




「…ねえ、ここにいる"あいつ"って誰……?」



「俺は知らない。よく考えればあいつのことなんて全然分かんねえんだよ、俺は。

ただ…ナミが関係してるとはどう考えても思えねんだよな」






ナミのメッセージを見てみたけど…もちろん私のところにもナミからの連絡はなかった。




電話をかけても繋がらないのは、もう確認済み。