私は、このとき自分の気持ちに気付きそうだったのに、
深く考えないで寝てしまった。

そう、自分が、あんなことになるなんて、思わなかったんだ。
あんなに後悔して、
当たり前にそばにいた、隼人くんが遠くに行っちゃうなんて、
考えても、いなかったんだ。

当たり前は、当たり前なんかじゃ、ないのに…