「......ん.........」




私はどうやら悪い夢を見てたようだ。




まだ、あんな夢見るなんて......本当に嫌になる。




私は、ベッドから降りて、1年間着なれた白清流学園の制服の袖に腕を通して鞄を手に取って一階に下りた。




「おはよう......」




なんて言葉を言ったって、当然返事が返ってくるわけない。




私の親はどっちもいない。




私が4歳のとき、親が離婚して、
私はお父さんに引き取られた。


お母さんはそのまま家を出ていって、
もう13年1度も会っていない。




お父さんと私はこの家に残って生活
していたが、仕事と家事の疲労が原因で死んでしまった。




だから、私はこの家で一人暮らしをしている。




いつも、朝食は食べずに家を出る。
それは今日も変わらず朝食は食べずに
家を出た。