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病院からの帰り道、いつもの道順で『四季の広場』へと向かう最中、見上げた青空に小さいながらもモコモコフワフワした入道雲を見つけた。
きっとあれは、これからいろいろなものを吸って、グングンと大きく膨らんでいくんだろう。
そう思うと、まるで、自分の分身を、これからをゎ見たようだった。
私はこれから、膨らんでいく。胸の中に感じているなにかに押されて、グングングングンと。
梅雨独特の湿っぽい風が吹き抜けていく。
その流れに踊らされる桜の梢を目で愛でつつ、円を描くように軽くステップを踏んでみた。
彼が以前買ってくれたスカートが、柔らかく、花びらが開くように、揺れる。
なんだろう、なんだかものすごく、笑いたい。声をあげて。
今だったらそう、あげた笑い声と一緒に、高く高くジャンプできる気がする。
見つけたカーブミラーに、私と千代が映る。
だから自慢げに、言ってやった。
「どうよほら、今の私。いつもよりきれいに見えたりしない?」
妹の反応は、いつもと変わらない、白々しい表情だけだった。
ふと思うことが、ひとつ。
いつ、コイツを彼に紹介するべきだろう。
病院からの帰り道、いつもの道順で『四季の広場』へと向かう最中、見上げた青空に小さいながらもモコモコフワフワした入道雲を見つけた。
きっとあれは、これからいろいろなものを吸って、グングンと大きく膨らんでいくんだろう。
そう思うと、まるで、自分の分身を、これからをゎ見たようだった。
私はこれから、膨らんでいく。胸の中に感じているなにかに押されて、グングングングンと。
梅雨独特の湿っぽい風が吹き抜けていく。
その流れに踊らされる桜の梢を目で愛でつつ、円を描くように軽くステップを踏んでみた。
彼が以前買ってくれたスカートが、柔らかく、花びらが開くように、揺れる。
なんだろう、なんだかものすごく、笑いたい。声をあげて。
今だったらそう、あげた笑い声と一緒に、高く高くジャンプできる気がする。
見つけたカーブミラーに、私と千代が映る。
だから自慢げに、言ってやった。
「どうよほら、今の私。いつもよりきれいに見えたりしない?」
妹の反応は、いつもと変わらない、白々しい表情だけだった。
ふと思うことが、ひとつ。
いつ、コイツを彼に紹介するべきだろう。

