「そうだったのですか。気にしていないので謝る必要はないですよ。それより、依頼内容の詳細を教えていただかないと、依頼達成ができないのですが」
「そ、そうですよね!はい!すみませんでした!」
フィアナは依頼について説明していく。
「この列からあの列まで、そしてあそこの列の中段からあっちの列まで図書を整理してください。私も一緒に整理するので、わからないことがあれば聞いてください」
「あの」
「はい、何でしょう?」
「時間制限はありますか?」
「そうですね……この量なので、今日中に終われば大丈夫です」
「では、片付けが終われば、ここの本を読んでもいいですか?」
「もちろんですよ!この図書館は会員制度がなく、誰でも利用できるのが人気なのです。まあ、最近の若者はあまり来ませんがね……ほら、剣とか魔法とか、そういうの大好きなんで……」
「魔法、ですか。魔法を習得する本なんてもの、ここにはあるんですか?」
「魔法書ですか?そんな高価なもの置いてるわけないですよ〜。まあ、置けたら若者たちもこの図書館を利用しようとするかもしれませんがね」
「そうなんですか。わかりました。ありがとうございます」
「いえいえ、いいんですよ。では、図書の整理に移りましょうか」



