やっぱり、お似合いだ。 美人な三波先生と、カッコいい蓮。 そして幼なじみ特有のあの空気も、他の人には入れない壁があるみたい。 「はぁ…」 指定された問題に目を向けて、よし、と計算を始める。 あたしも、勉強して、頭が良くなったら蓮に好きになってもらえるかな。 紅いリップでも買おうかな。 今日もあたしの唇には、ピンクのグロスだった。