「…あー、もう 紗月ちゃんが悪いんだからね?」 ピンク色の唇を、強引に奪った。 「んっ、」 紗月ちゃんから漏れる吐息が、潤んだ瞳が、キュ、と俺の服を掴む手が。 全てが俺の理性を溶かしていく。 「は、る…っ」 「…喋んな」 「んんっ…」 苦しそうにする紗月ちゃんに、唇を離した。 「っ、はぁ、はぁっ…」 真っ赤になって呼吸を整えている彼女の耳元で、囁く。 「…好きだよ、紗月ちゃん」