「紗月ちゃん、おはよう」 きのう、好きだよって囁いたその声で。 ドキドキしてしまって、 「お、おはよう…晴…」 顔が見れずに俯いて言う。 目の前にいるのはあたしの彼氏。 あたしは晴の彼女。 そう思ったら、急に実感が湧いて、恥ずかしくて、どうしたらいいのか分からない。