私達の見ている前で、1号は歯噛みし。

「ウウウウ…ウウアアアアア…!」

まるで獣のような唸り声を上げ始めた。

全身に力を込めているのか、1号の体が小刻みに震えている。

それに呼応するように。

「…!」

鉄骨むき出しのビルが、ミシミシと音を立て始めた。

どこかで金属のボルトが弾け飛んだ音が聞こえた。

その音でやっと気付く。

「…1号の奴…このビルを念動力で崩壊させる気だわ…!」

慌てて小山田君と共に走り始めるけどもう遅い。

「ウアアアアアアアアアアアアアアアッッッ!!!!」

狂ったような絶叫と共に!!

「きゃああああああああっ!」

私達は、崩れ落ちる鉄骨の雨に押し潰された。