黛さんのその常識を超えた動きを予測していたのか。

女性は黛さんに対して蹴りを見舞う!

まるで一流の格闘家ばりのハイキック。

それが黛さんの顔面に迫った瞬間。

「!?」

俺の目の前が突然真っ白に染まる。

それはほんの一瞬の事。

そして次に気付くと。

「走って!早く!」

俺はいつの間にか公園の入り口に、黛さんと手を繋いで立っていた。

何で?

いつの間に!?

そんな事を考える余裕は与えられない。

俺は黛さんに強引に手を引かれ、公園を走り出ていくのだった。