Darkness † Marker 4   【大禍時】


《痛いぃぃぃ、痛いぃぃぃぃ》


その凄まじい叫びに、思わず双瀬の動きが止まる。

「止まるな、そのまま続けろ!!」

河村の厳しい声が飛んできて、彼は不快な叫びに顔を顰めつつも作業を続ける。


「霊体になっても痛みの感覚はある…お前は苦痛を受けるだけの禁忌を犯したんだ。あれほど忠告した俺の言葉を無視してな。1番やってはいけない、黄泉人戻りの印を生きた人間につけ、命までも奪おうとした…」


《も、もうしない。しないから…お願い、霊道に戻して…》


涙をこぼしながら女は訴えた。


だが、


「もう片方の手があると、お前はまた同じことを繰り返す…そうだろう?」


グッと掴んだ女の腕を上にあげ、式に命令する。

「この世に執着を残させないよう、残りの腕も喰らえ」

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