《痛いぃぃぃ、痛いぃぃぃぃ》
その凄まじい叫びに、思わず双瀬の動きが止まる。
「止まるな、そのまま続けろ!!」
河村の厳しい声が飛んできて、彼は不快な叫びに顔を顰めつつも作業を続ける。
「霊体になっても痛みの感覚はある…お前は苦痛を受けるだけの禁忌を犯したんだ。あれほど忠告した俺の言葉を無視してな。1番やってはいけない、黄泉人戻りの印を生きた人間につけ、命までも奪おうとした…」
《も、もうしない。しないから…お願い、霊道に戻して…》
涙をこぼしながら女は訴えた。
だが、
「もう片方の手があると、お前はまた同じことを繰り返す…そうだろう?」
グッと掴んだ女の腕を上にあげ、式に命令する。
「この世に執着を残させないよう、残りの腕も喰らえ」
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