「それにオレも今日、学校でクラスメートから《変な話》を聞いて気になってる事があるんだ」

「……変な話?」

「うん。どこか双瀬さんの話に似てるから、もしかしたらひと繋がりの話なんじゃないかなって思ってさ…」



「…仕方ないなぁ。裕、コーヒー入れてくれるか?話はそれからだ」



半ば諦め気味な声を出した河村は煙草に火をつけると、ふぅっと天井に向かって煙を吐いた。

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