「出入り禁止のお前からは絶対、依頼なんて受けないぞ!!」
「おー、やっとこっち向いたか」
「………」
イスごと振り向いた彼を見て、双瀬はニヤリと笑った。
(くそっ…俺を振り向かせる為の罠かよ!!)
河村はイラッとした目で、天敵を睨みつける。
「まぁまぁ、取りあえず双瀬さんの話を聞いてみようよ」
このままでは、いつまでたっても埒が明かないと思った裕一郎は河村をなだめて言った。
「何だ、お前までコイツの見方か?」
「もう何でそんな風にしか、言葉を受け取れないかなぁ…オレはどっちの見方でもないよ。社員の立場として、ものを言っているだけだから」
さすがに年下の人間にそう言われてしまうと、ボスとしての立場がない。
どこかバツの悪い表情を浮かべる彼を見て、裕一郎は小さく笑った。
.
「おー、やっとこっち向いたか」
「………」
イスごと振り向いた彼を見て、双瀬はニヤリと笑った。
(くそっ…俺を振り向かせる為の罠かよ!!)
河村はイラッとした目で、天敵を睨みつける。
「まぁまぁ、取りあえず双瀬さんの話を聞いてみようよ」
このままでは、いつまでたっても埒が明かないと思った裕一郎は河村をなだめて言った。
「何だ、お前までコイツの見方か?」
「もう何でそんな風にしか、言葉を受け取れないかなぁ…オレはどっちの見方でもないよ。社員の立場として、ものを言っているだけだから」
さすがに年下の人間にそう言われてしまうと、ボスとしての立場がない。
どこかバツの悪い表情を浮かべる彼を見て、裕一郎は小さく笑った。
.


