「…あっ、そうだ。如月は一体どうしたんですか?」
この場にいるということは、少なからずともこの保護者は裕一郎の身に何かが起こると分かっていていたという事だ。
でなければ、あんなにタイミングよく助けるために現れるわけがない。
そこまで啓太も馬鹿ではなかった。
するとその質問に、河村は困った顔をする。
「悪いが、今ここで事情は話せないかな」
「そっか…そうですよね」
誰が聞いているか分からない人ごみの中でする内容ではないだろうと気付き、啓太は慌てて答えた。
「あの…落ち着いたらでいいんで、如月の様子教えてもらっていいですか?」
「分かった。必ず連絡入れるよ…心配させてすまないね。事情の方は後日、事務所でさせてくれるかい?」
「はい。わ、分かりました」
「ありがとう。じゃあ、また」
言って立ち去る河村の背中を、彼はぼんやり見送る。
(あの人が動いてるってことは、幽霊がらみかな…如月も大変だよなぁ)
啓太は心配そうに、親友の残した血痕を見ながら心の中で呟いた。
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この場にいるということは、少なからずともこの保護者は裕一郎の身に何かが起こると分かっていていたという事だ。
でなければ、あんなにタイミングよく助けるために現れるわけがない。
そこまで啓太も馬鹿ではなかった。
するとその質問に、河村は困った顔をする。
「悪いが、今ここで事情は話せないかな」
「そっか…そうですよね」
誰が聞いているか分からない人ごみの中でする内容ではないだろうと気付き、啓太は慌てて答えた。
「あの…落ち着いたらでいいんで、如月の様子教えてもらっていいですか?」
「分かった。必ず連絡入れるよ…心配させてすまないね。事情の方は後日、事務所でさせてくれるかい?」
「はい。わ、分かりました」
「ありがとう。じゃあ、また」
言って立ち去る河村の背中を、彼はぼんやり見送る。
(あの人が動いてるってことは、幽霊がらみかな…如月も大変だよなぁ)
啓太は心配そうに、親友の残した血痕を見ながら心の中で呟いた。
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