Darkness † Marker 4   【大禍時】



「久司、この感じ…」


教室で感じたものと、同じ感覚に裕一郎はごくりと唾を飲む。


「あぁ、俺も式を通して伝わってくる。見ろ、桜の幹が歪んで霊道が開くぞ!!」


彼の言うと同時、重たい風の音を響かせながら幹の一部が小さな口を開けた。

それは徐々に、徐々にゆっくりと空間を歪ませるように目の前で広がっていく。


(これが、霊道…?)


初めて見る光景に、裕一郎は身震いした。

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