ルームシェア~7人の王子様~




席に着くと、茶髪の店員さんがメニューを持ってきた。


「お嬢様方は初めての御来店ですか?」


ニコニコした優しい笑顔のまま問われる。


「そっ、そうです」


「御来店ありがとうございます。当方、みけと申します」


みけ、と名乗った男性はにっこりと頭を下げると、メニューの説明を始めた。


「なにかご不明な点などがありましたら、遠慮なくお呼びください」


説明が終わると、再び頭を下げて去っていった。


「やばぁ……カッコ良すぎ…」


有紀がニヤニヤしながらみけさんの後ろ姿を見ている。

たしかに、かっこいい。

ただ、うちの寮には7人ものイケメンがいるのでさほど感動はしなかった。

いつのまに鍛えられたのか…。


「あの人もかっこいい!」


有紀が視線を向けた方を見る。

そこには、たくさんの女性客に囲まれて写真を撮る細身長身で黒髪の男性がいた。

そして、その男性がこちらを向いたとき、私は絶句した。