翌朝、朝ご飯を食べていると、
空席が2つ目に入る。
1つは、朝早くに九州へと向かった南條君。
あと1つは……
「高城君は…?」
「知らね。俺が起きた時にはいなかった」
悠希は興味なさげにそう言う。
南條君の席の他に空席だったのは、
高城君の席だ。
高城君の分によそった白米とお味噌が湯気を立てている。
なぜだか胸騒ぎがした。
「そう言えば、朝ご飯いらないって言ってたかもしれないです」
鈴屋君の言葉に、雨宮先輩が苦笑いしながら、
高城君の分のご飯を一ノ瀬先輩に渡す。
「蓮、もう少し食べれるよね?」
「いや…もう…」
「じゃあハスミンは?お腹すいたんじゃない?」
「白飯は食わない…」
そんな2人のやり取りをぼんやりと聞きながら、私は物思いにふけっていた。
高城君はどうしたんだろう。
私の不安はみるみるうちに大きくなる。
"どこにいる??気づいたらメール下さい"
そう打って高城君宛にメールを送った。
気づいて。
私は胸の上で携帯を握り締めた。
空席が2つ目に入る。
1つは、朝早くに九州へと向かった南條君。
あと1つは……
「高城君は…?」
「知らね。俺が起きた時にはいなかった」
悠希は興味なさげにそう言う。
南條君の席の他に空席だったのは、
高城君の席だ。
高城君の分によそった白米とお味噌が湯気を立てている。
なぜだか胸騒ぎがした。
「そう言えば、朝ご飯いらないって言ってたかもしれないです」
鈴屋君の言葉に、雨宮先輩が苦笑いしながら、
高城君の分のご飯を一ノ瀬先輩に渡す。
「蓮、もう少し食べれるよね?」
「いや…もう…」
「じゃあハスミンは?お腹すいたんじゃない?」
「白飯は食わない…」
そんな2人のやり取りをぼんやりと聞きながら、私は物思いにふけっていた。
高城君はどうしたんだろう。
私の不安はみるみるうちに大きくなる。
"どこにいる??気づいたらメール下さい"
そう打って高城君宛にメールを送った。
気づいて。
私は胸の上で携帯を握り締めた。


