ルームシェア~7人の王子様~


ごまかすように俯くと、
南條君が距離を詰めてくる。


「言えよ」


「ちょっ…」


南條君はなおも距離を詰めてきて、
ついに背中がドアに当たった。

これ以上後ろには下がれない。

左右にも南條君のたくましい腕があって、囲まれてしまっている。


ふわりと南條君の香りが鼻をくすぐる。
この体勢…いろいろとやばい…。


私はほぼ真上にある南條君の目を見つめた。

目が合うと、私の左で塞いでいた手がだんだんと近づいてきて、私の髪をなでた。


びっくりしていると、
南條君はフッと息を吐く。

そして、オデコを軽くド突かれた。