ルームシェア~7人の王子様~



「6人の野獣と1人の美男から狙われる1人の美女。いいですね!」


リビングが静まり返った。

皆がジト目で高城君を見つめる。


「ちなみに聞くが、1人の美男ってのは…?」


「はい!もちろん俺です!」


悠希の問に自信満々で答える高城君。

この子は、本当に人生を満喫しているんだろうな〜。


って言うか、美女って言うのは女子である私…?

ないないない。

美女でもないし、狙われているっていう感覚も良く分からないし。


「狙ってるつもりはねぇし、選曲もたまたまだし…」


南條君は箸をおしぼりで拭きながら言う。


「そうだよ高城君。全然意味分かんないし」


私は呆れ顔でサラダを口に運ぶ。


「んー…流石ですね…」


高城君が大人しく席に着くと、
私はふと視線を感じ、前を向いた。

南條君と目が合う。


私が首を傾げると、南條君は、


「バーカ」


と私にしか聞こえない声で小さく言った。


かっこいいことは認めるけれど、
すぐに私にバカバカ言うのはどうかと思う。

でも、会った当初より全然話しやすくなったのも確かだけれど……。