ルームシェア~7人の王子様~




「架神誠也や。タメやな!よろしゅう!」


架神君。
この子はなんだか明るそうで、
さっきからキラキラとした瞳で私を見つめてきていた。


「1年の鈴屋零士です。宜しくお願いします」


メガネをクイッとあげる鈴屋君。
頭が良さそうだ…。話が合うだろうか。


「1年の高城千尋です。俺、むさくるしいの苦手なので、すみれ先輩来てくれて、すっごい嬉しいです!」


高城君が人懐っこい笑顔で言ってくる。
ニッコリとした口元のエクボが、
すごく可愛い。


「何がむさくるしいだ、こっちのセリフだバカ野郎」


南條君が高城君の肩を殴る。


「先輩、痛いですよぉ〜」


そのやりとりに皆がクスッと笑う。