ルームシェア~7人の王子様~


「南條君」


私はできたてのお昼ご飯を片手に、
南條君の部屋をノックした。


「どうぞ」


中からいつもと変わらない声が聞こえた。

私はドアノブをひねると南條君の部屋にお邪魔する。


「お疲れ様〜」


「ん。さんきゅ」


コンクールまで1ヶ月を切った今では、南條君はろくに栄養のあるご飯を食べていない。

だから、私はこうしてよく差し入れに来ていた。


「お前も暇なんだな」


南條君がご飯に箸をつけながら言う。


「なんで?」


「毎日毎日俺に構って」


その言葉に、噴き出しそうになる。
そして、顔が真っ赤になっていくのを感じた。


「いや…なんでもない」


南條君はそう言って箸をすすめた。