ルームシェア~7人の王子様~




先輩は少しびっくりした後、口を開く。


「起きたのか…。悪いな、寝ていたから昼に起こさなかった…」


「あ、いえ、別に…」


まずい状況なのはわかるけれど、目を離すことができない。

吸い込まれそうなほど綺麗な瞳から目が離せない。


「見られたのは…お前が初めてだな…」


先輩が何のことを言っているのかはすぐわかった。


「悪いな…」


先輩はそう言うと、
眼帯をつけようとした。


「なんで…眼帯つけちゃうんですか…?」


私はいてもたってもいられなくなり、
疑問を投げかけた。


「えっ?」


先輩は面食らった顔になる。