ルームシェア~7人の王子様~

6人の男の子達に注がれる視線。


どこをどう見渡しても、
本当に男の子しかいない。


「えっと〜」


私が長机の空いたスペースに腰掛けたのを確認すると、
悠希が口を開いた。



「前に話してた、今日からここに住むことになった、俺の幼なじみ。可愛がってやって」



皆の視線が、一斉に悠希から私に移る。


何か、言わなくちゃ……。


「あ、えっと…2年の、佐伯すみれです。今日からお世話になります…」



「すみれっ!?」


可愛い顔をした一人が声をあげた。
大きい目を輝かして私を凝視してくる。


「は、はい…。すみれです…」



「めっちゃ偶然やな!この寮の名前も、すみれ荘って言うんやで!」



たしかに、ここの寮はすみれ荘と言う名前らしい。

私も初めて聞いた時は、
すごくびっくりした。