「ほな、行ってくるでー!」
架神君が玄関から中にいる寮生に声をかける。
翌日、
私たちは予定通りデパートへ行くことになった。
架神君の声を聞いて、
2階から雨宮先輩が下りてきた。
「あれ?2人でどこかいくの?」
「はい。駅前のデパートに」
私が言うと、先輩は怪訝そうな顔をした。
「そうなんだ。珍しい2人組だね」
「妹の誕プレ選ぶの手伝ってもらうんですわ」
架神君の言葉に納得するように頷く。
「さすが、妹思いだね。車には充分気をつけて。あ、そうだ…」
先輩は何か思い出したように、リビングからなにか取り出してきた。
「これ、ポストの前通るなら入れてきて欲しいんだけど、大丈夫?」
先輩から差し出された物を受け取る。
差出人に”雨宮凛空” 受取人に”雨宮 一樹様” と書かれた封筒だった。
ご家族の方に手紙…?
「大丈夫ですよ。それじゃあ行ってきます」
私は先輩から封筒を受け取る。
「ありがとう。それじゃあ、気をつけて」
手を振る先輩を背中に、私たちはすみれ荘を出てデパートに向かった。
途中で、約束のポストに立ち寄り封筒を投函する。
架神君が玄関から中にいる寮生に声をかける。
翌日、
私たちは予定通りデパートへ行くことになった。
架神君の声を聞いて、
2階から雨宮先輩が下りてきた。
「あれ?2人でどこかいくの?」
「はい。駅前のデパートに」
私が言うと、先輩は怪訝そうな顔をした。
「そうなんだ。珍しい2人組だね」
「妹の誕プレ選ぶの手伝ってもらうんですわ」
架神君の言葉に納得するように頷く。
「さすが、妹思いだね。車には充分気をつけて。あ、そうだ…」
先輩は何か思い出したように、リビングからなにか取り出してきた。
「これ、ポストの前通るなら入れてきて欲しいんだけど、大丈夫?」
先輩から差し出された物を受け取る。
差出人に”雨宮凛空” 受取人に”雨宮 一樹様” と書かれた封筒だった。
ご家族の方に手紙…?
「大丈夫ですよ。それじゃあ行ってきます」
私は先輩から封筒を受け取る。
「ありがとう。それじゃあ、気をつけて」
手を振る先輩を背中に、私たちはすみれ荘を出てデパートに向かった。
途中で、約束のポストに立ち寄り封筒を投函する。


