ルームシェア~7人の王子様~




「すみれ!架神!あと何回か合わせようよ!」


麗華ちゃんがベランダを覗いて声をかけてくる。


「うん!今行くね!」


そう声をかけると、麗華ちゃんは嬉しそうにコクリと頷いた。


「大丈夫。すみれに何かあれば俺が助けるから。一緒に頑張ろう」


架神君は私の背中をポンと叩きつつそう言った。


「ふぇっ?」


突然のことに素っ頓狂な声を出す。


今…すみれって…。
しかも、俺って……!!?


「最近、勉強してるんやで!標準語!」


架神君はそう言っていつものように、にっこりと笑った。


「そう言う事じゃないんだけどな…」


私は教室の中に入っていく背中に、クスリと笑をこぼす。


彼の横顔が、ほんのり赤くなっていたのはきっと、気のせいじゃない。