「佐伯と、ちゃんと話せばいい…」
蓮は抱いた猫に視線を向けながら、
足をぶらぶらとさせている。
「お前はすみれとどうなの」
俺は一番気になったことを聞く。
佳奈が見せてきた写真。
あれは、どういう事なんだ。
「…写真…大倉さんから、見たの?」
蓮は目を細める。
「あぁ。見せてきた。あれ、なんなの?」
「……佐伯が、ずっとお前のこと心配してた。今でも…好きなんだよ、悠希のこと。だから…ちゃんと、伝えて欲しい…」
今でも…。
本当なのだろうか。
信じていいのだろうか。
だけど、勇気がでないんだ。
もう一度振られるのは、怖い。


