ルームシェア~7人の王子様~



"ごめん"


ここからは聞こえないけれど、悠希はそう口を動かすと申し訳なさそうに俯く。


すごく、安心している自分がいた。
でも、胸騒ぎがすごくて…。


「私…たまに悠希先輩が告られてるところ、見るよ」


愛香がボソッと言う。


「私も…。あのビジュアルだと、流石にモテるみたいだよね」


有紀もそう言った。


やっぱり…。

悠希を信じる気持ちだってある。

けど、
日に日に悠希への感情が大きくなってしまって、
私が独り占めしたいって思ってしまって…。


女の子は、そのまま泣きそうな顔で走っていってしまう。


「まぁ、悠希先輩はすみれにぞっそんだから、大丈夫だろうどね」


有紀が先を歩き始める。


「うん……」


小さく返事をすると、
愛香と一緒に有紀の背中を追った。