ルームシェア~7人の王子様~



「もう…そんなに泣かないでよ…」


悠希が呆れ気味で私の涙を拭ってくれる。

あれから10分近く経つけど、
私はまだ泣いていた。

あまりにも唐突過ぎてびっくりして、
嬉しくて、感情がぐちゃぐちゃだった。


「だって…嬉しかったから…」


そう漏らすと、悠希は嬉しそうに笑った。


「もっと早く伝えてれば、千尋に先こされなかったのになぁ」


冗談ぽく言われた言葉に、
私は俯く。


「でも…1番はずっと悠希だから…」


そう呟くと、悠希は、あぁ!と声を上げる。


「それ、他の奴に禁止!その顔もダメ!もう、他の奴に見られないで!俺のポケットに入ってて!」


「ええ!?」


私たちは、ふふっと笑い合う。


こんな日々が、ずっと続いたらいいのにな。

"卒業"なんて、しないでほしい。
ずっと、ずっと、隣にいてほしい…。

悠希がいなくなってしまったら、
私は一人ぼっちになってしまう気がするんだ。