「だから…俺と、付き合って」
息をするのも忘れるくらい、
ただ、自分の耳を疑った。
少し間が合ってから、悠希は再び言葉を紡いだ。
「俺じゃ頼りないかもしれない。だけど、後悔だけはさせないから」
まるで、少女漫画のような、プロポーズのような告白。
悠希から、私に宛てた。
何も言えなくて、
瞬きだけを繰り返していた目から、
涙が溢れてきた。
なんで、私、泣いているんだろう?
そんな答えを出す前に、
私は悠希に告げていた。
「私も、大好き。多分、ずっと前から」
そう言うと、
悠希はパァっと顔を明るくさせた。
そして、今までにない以上に私を力強く抱きしめた。
一番安心する香りに包まれる。
多分、自覚がないだけで、
誰よりもずっと、私は悠希のことを好きだったんだと思う。
やっぱり、運命って、あるのかもしれない。


