ルームシェア~7人の王子様~



「だから…俺と、付き合って」


息をするのも忘れるくらい、
ただ、自分の耳を疑った。

少し間が合ってから、悠希は再び言葉を紡いだ。


「俺じゃ頼りないかもしれない。だけど、後悔だけはさせないから」


まるで、少女漫画のような、プロポーズのような告白。

悠希から、私に宛てた。


何も言えなくて、
瞬きだけを繰り返していた目から、
涙が溢れてきた。


なんで、私、泣いているんだろう?

そんな答えを出す前に、
私は悠希に告げていた。


「私も、大好き。多分、ずっと前から」


そう言うと、
悠希はパァっと顔を明るくさせた。


そして、今までにない以上に私を力強く抱きしめた。


一番安心する香りに包まれる。


多分、自覚がないだけで、
誰よりもずっと、私は悠希のことを好きだったんだと思う。


やっぱり、運命って、あるのかもしれない。