ルームシェア~7人の王子様~



「すみれは…すみれ荘が好き?」


悠希の質問に、首をひねる。
どうして、突然…?


「…うん。大好きだよ」


「じゃあ、俺のことは…?」


「えっ?」


私は言葉をつまらせた。
どういうこと…?


「俺のこと、小さいままの幼馴染みだと思ってる…?男として見てない?」


なんて返したらいいか分からなくて、
ただ目を瞬かせてた。


秋の心地いい風が、
私と悠希の間に吹く。


「なんで……?」


一生懸命考えて出てきた言葉が、
それだった。


それじゃあ、

────── 悠希は、どうなの?


私のこと、一人の女の子として、見てくれているの?


「ずっと…すみれしか見てないから。誰に告白されても、すみれと離れても、ずっと、すみれしか見れなかったんだ」


悠希の熱を帯びた視線が、
私を熱くさせる。


「すみれが…好きだったから。本気で、一人の女の子として、俺が守りたくて」


"好き"

その言葉が私の頭の中でこだまする。


悠希が私のことを?

好き?