ルームシェア~7人の王子様~


『……別に…いいんじゃない?』


俺の口から出たのは、
そんな言葉。

違う…。
自信がないんだ。
すみれは、自分を選んではくれない。

だから、それしか言えない。


『すみれは?』


『もう、寝ました』


平然を装って何気なく聞くと、
琉生が言う。


これで、よかったんだ。

今までどおりいられるのなら、それで。