~ 悠希 side ~
「はぁ……」
口から自然とため息が漏れる。
もちろんそれは、
すみれと千尋のこと。
俺は、小さい頃からすみれだけが大好きで、
ずっと、彼女だけを見てきた。
俺がすみれを幸せにしてやるって、
なんの根拠もない確信を抱いてた。
だけど、
すみれは別の分岐点にたっていて、
ああしろこうしろと言う資格は、
俺にはなくて。
もう、なにもかもすみれに委ねるしかない。
俺は幼い時から、
求めるより先に全てが手に入った。
側ではいつも凛空が支えてくれて、
なに不自由もなかった。
でも、すみれだけはいつまでたっても振り向いてくれなくて…。
幼馴染みなのに、
1番近くにいたのに、
全然、振り向いてくれなくて……。
いつか絶対、
俺のものにしたかったけど、
もう、遅すぎたのかもしれない。
「はぁ……」
口から自然とため息が漏れる。
もちろんそれは、
すみれと千尋のこと。
俺は、小さい頃からすみれだけが大好きで、
ずっと、彼女だけを見てきた。
俺がすみれを幸せにしてやるって、
なんの根拠もない確信を抱いてた。
だけど、
すみれは別の分岐点にたっていて、
ああしろこうしろと言う資格は、
俺にはなくて。
もう、なにもかもすみれに委ねるしかない。
俺は幼い時から、
求めるより先に全てが手に入った。
側ではいつも凛空が支えてくれて、
なに不自由もなかった。
でも、すみれだけはいつまでたっても振り向いてくれなくて…。
幼馴染みなのに、
1番近くにいたのに、
全然、振り向いてくれなくて……。
いつか絶対、
俺のものにしたかったけど、
もう、遅すぎたのかもしれない。


