その言葉に、
今まで感じたことのないほど胸が騒いだ。
たしかに…そうなんだよね。
私以外男の子な訳で。
でも…みんな優しいから。
そんな安心感があって。
その時、
「ただいまー」
その声と共に生徒会組が帰ってきた。
リビングに入ってくる前に、私は鈴屋君に告げる。
「私は、大丈夫だよ。みんな、私の事、すっごく考えててくれて…優しいから」
私は生徒会組を迎に出ようとリビングの扉に手をかけた。
「だから……心配なんです……」
鈴屋君の呟きが背中に聞こえ、振り返った時には、もう既に鈴屋君はお皿を洗う作業に取り掛かっていた。


