「お姉さん」
お手洗いを出てすぐ、
知らない男の人たちに声をかけられた。
一ノ瀬先輩と行った遊園地で話しかけてきた人達とはまるっきり違う、
少し怖めな人たちだった。
「俺たちと遊ぼうよ」
私を囲むようにして話しかけてくる。
「あの…人を待たせてるんです…」
「えー、いいじゃん、ちょっとだけ」
私の言うことも聞いてくれず、
距離をどんどんつめられる。
「すみません、急いでるので…」
腰に手を回される。
それは、鈴屋君に支えて持った時のようなドキドキ感はなくて、不快感だけだった。
「メアド交換しない?あ、このあと合コンあるんだけど一緒にどう?」
腰に回された手に力が入る。
私は、話の通じない男の人たちに泣きそうだった。
お手洗いを出てすぐ、
知らない男の人たちに声をかけられた。
一ノ瀬先輩と行った遊園地で話しかけてきた人達とはまるっきり違う、
少し怖めな人たちだった。
「俺たちと遊ぼうよ」
私を囲むようにして話しかけてくる。
「あの…人を待たせてるんです…」
「えー、いいじゃん、ちょっとだけ」
私の言うことも聞いてくれず、
距離をどんどんつめられる。
「すみません、急いでるので…」
腰に手を回される。
それは、鈴屋君に支えて持った時のようなドキドキ感はなくて、不快感だけだった。
「メアド交換しない?あ、このあと合コンあるんだけど一緒にどう?」
腰に回された手に力が入る。
私は、話の通じない男の人たちに泣きそうだった。


