ルームシェア~7人の王子様~


それから夕方まで、私達は乗り物を全部制覇するつもりで遊園地を駆け回った。


一ノ瀬先輩は、2人乗りの絶叫マシンやジェットコースター、メリーゴーランド以外の乗り物には渋々ながら付き合ってくれた。


一ノ瀬先輩はもしかしたら、
あまり遊園地が好きじゃないのかもしれない…。


申し訳ないことをしたな…。


だけど、メリーゴーランドに乗っている時、
私と華恋ちゃんが手を振ると、
一ノ瀬先輩は恥ずかしがりながらも、
小さく手を振り返してくれた。

意外と、可愛いところがあるのかもしれない。



「すみませ〜ん!」


暗くなり始めた園内を歩いていると、大きなカメラを持った男の人達に話しかけられた。


「今、雑誌の特集で、幸せカップル特集という特集を組んでいるんですが、お写真1枚お願いさせていただいてもいいですかね?」


その男性は、私と一ノ瀬先輩を見比べながら言う。