ルームシェア~7人の王子様~



「うわー!大きい!」


華恋ちゃんは、左側にある観覧車を見上げて言った。


実は私も遊園地なんて小学生以来なので、かなりはしゃいでいる。


「でも、最初はあれ!乗ろう!」


私以上にはしゃいだ華恋ちゃんが指差したのは、この遊園地名物のジェットコースターだった。


小学生でこれを最初にチョイスするとはなかなか……。


私達は引っ張られる形でそのジェットコースターの列に向かった。


「俺は下で見てる…」


一ノ瀬先輩が歩きながらボソりと言う。


「先輩、大丈夫ですか?」


見ると元から肌白なのに、
余計に顔色が悪くないように見える。


「人混みに酔った…」


「分かりました。無理しないで下さい」


「ありがとう…。荷物持ってるぞ…」


一ノ瀬先輩は私のバックを持ってくれる。


「ありがとうございます」


一ノ瀬先輩に背中を見守られながら、私達はジェットコースターの列に並んだ。