少しづつ足音が近づいてくる。
本当は一瞬だったのだろうけど、
とても長く感じた。
ガチャ
リビングの扉が開く。
扉の先には、無表情の一ノ瀬先輩が立っていた。
「いたのか…」
そう言うと、そのまま肩掛けのバッグを机においた。
凝視する私と、一ノ瀬先輩の片目が合う。
「……どうした?」
先輩は首を傾げた。
「あっ、きょっ、今日は早いんですね」
動揺が漏れる。
「あぁ。まぁな」
それっきり沈黙が訪れた。
大人しくベッドで寝ていたハスミンが、先輩の帰りに気づいたのか起きてきた。
ハスミンは先輩の足に擦り寄る。
「あっあの……」
意を決した私の言葉に、
先輩が、ん?と顔を上げる。
腕の中にはハスミンが気持ちよさそうに寝ている。
私は大きく息を吸い込み、
一息で言った。
「せっ、先輩、バイトとか…してますか!!」
「!?」
先輩は明らかに動揺した様子で、
ハスミンを抱いていた手をバッと離した。
ハスミンは猫特有の反射神経で態勢を立て直し、上手く着地する。
本当は一瞬だったのだろうけど、
とても長く感じた。
ガチャ
リビングの扉が開く。
扉の先には、無表情の一ノ瀬先輩が立っていた。
「いたのか…」
そう言うと、そのまま肩掛けのバッグを机においた。
凝視する私と、一ノ瀬先輩の片目が合う。
「……どうした?」
先輩は首を傾げた。
「あっ、きょっ、今日は早いんですね」
動揺が漏れる。
「あぁ。まぁな」
それっきり沈黙が訪れた。
大人しくベッドで寝ていたハスミンが、先輩の帰りに気づいたのか起きてきた。
ハスミンは先輩の足に擦り寄る。
「あっあの……」
意を決した私の言葉に、
先輩が、ん?と顔を上げる。
腕の中にはハスミンが気持ちよさそうに寝ている。
私は大きく息を吸い込み、
一息で言った。
「せっ、先輩、バイトとか…してますか!!」
「!?」
先輩は明らかに動揺した様子で、
ハスミンを抱いていた手をバッと離した。
ハスミンは猫特有の反射神経で態勢を立て直し、上手く着地する。


